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NO.7 |
タイトル:暁星学園におけるフランス語教育
担当者:白井春人
テーマ:構成、クラス運営
キーワード:高校のフランス語、教材
Pékaニューズレター7
桜の侯、みなさんお元気ですか。
いよいよ新年度の始まりです。今年はどんな学生、生徒とどんな授業ができるでしょうか…楽しみですね。Pékaで良い報告ができるようがんばりましょう。
遅くなりましたが、2月16日のPékaの内容をお知らせします。今回から第2回のセミナーのメンバーも加わりましたので、今後はより活発な意見交換とより広範囲な視野が期待されます。また、フランス政府からPékaに対して援助金が出ることになり、出版等活動の広がりの可能性も考えられるようになりました。
◆暁星学園におけるフランス語教育(白井)
以下のようなことについて、かなり具体的に説明がありました。
- 創立以来どのようにフランス語のしめる位置が変わってきたか
- 小学校ではどのようにフランス語の授業がおこなわれているか
- 中1時の第一外国語の選択における問題点
- 教員数とクラス編成
- 中1時の履修者と未修者の扱い
- 同一クラスを担当する教師間の連絡(連帯?)の問題
- 教材の選択
- 大学入試を意識せざるをえない状況にっいて
教材については、現在使われているものの紹介とそれに対する感想が述べられました。
その中のひとつに、白井さんが独自に選び使っている Allô Franceがあります。現在は時間数の制限があり(週1時間)、主に各課の bande dessinéeを使ったdialogueの練習をしていますが、生徒はこの時間を楽しみにしているというのが白井さんの印象(確信!)です。将来的には、Allô France (中1?高1)、文法のまとめ(高1)、講読と作文(高2)、大学入試間題演習(高3)という内容にしたいそうです。また、高2、高3時にもビデオ等視聴覚教材の使用を考えているそうです。この白井さんの野望(!)が実現することを祈ります。
この発表の間、関連事項として次の点について意見が交わされました。
- 教室の形態(大学の固定された机は語学の授業には適さない/communication を重視するのであればLL教室はかえってマイナス)
- 教材と授業との関係(良い教材を選ぶことは大切だが、教材が授業の全てではない
/教材にとらわれ過ぎて、良い教材を使えば良い授業ができるという錯覚に陥ってはいけない)
- 生徒の意識(自分の興味を満足させるために学習するという習慣を中学生の頃につけさせるべきだ
/評価されるということに学習の喜びを見出させるような授業で良いのか)
- 各大学の問題(なぜ入試問題がこれほど難解なのか/このような入試を突破して入学した学生が初心者と同じ授業しか受けられないのはおかしい)
◆単語の学習について
暁星学園でおこなわれている単語のテストが簡単に紹介されました。単語については近いうちにPékaの研究課題としてもっと掘り下げようということになりました。
Attention!
次回のPékaは4月20日です。(14h30-17h30)
Attention!!
会場が今までと異なります。
上智大学 四谷キャンパス 図書館内L524教室
次回は吉本さんがcoordination の問題を扱ってくれますが、彼から課題が出ています。
日本人教師+フランス人教師/週6時間/初級者クラスという条件のもとで
どんな授業が考えられるか。それぞれの教師の役割は?
う〜ん、簡単ではないなあ・・・。Bon courage! Et à bientôt!
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