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NO.157 |
6月例会のテーマ詳細は、4月例会報告とともに、近日お届けします。
- 例会報告
次号に掲載いたします
15/05/2016
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PEKA (ペダゴジーを考える会) News Letter no.157
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加入者名:PEKA
■□■ 次回例会のご案内 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
日時 : 6月18日(土)・14時30分〜17時30分
場所 : 明治大学駿河台キャンパス 研究棟2階第8会議室* 6月例会のテーマ詳細は、4月例会報告とともに、近日お届けします。
* どなたでもご参加いただけます。参加費は無料です。
* 今年度の年間テーマは「授業で学習者の理解を促すには?」です。
☆☆ 2016年度例会日程 ☆☆☆☆☆
以下の通りです。メモをお願いします。2016年4月16日,6月18日,9月17日,10月15日,12月17日,2017年2月18日
いずれも土曜日の14時30分 〜 17時30分ですが,会場の都合により時間が変更になる可能性があります。
また,開催場所については,例会ごとに案内をご確認ください。
■■■【2016/2/13例会報告】━━━━━━━━━━━━━━
昨年度2月の例会は「学習者の産出における文法のエラーにどのようなフィードバックを与えたらよいか - 筆記による産出の場合 -」というテーマで行われ,作文等の課題における学習者の誤りの訂正方法について主に話し合いました。
先ず,ある参加者が実践している訂正の仕方として「提出された作文の誤りに下線を引いて返却し,教師が訂正する前に自身の誤りに気づかせる」というものがありました。自身が書いたものを時間が経ってからヒント付きで読み返させることで,誤りを自己訂正できる能力を育てることが狙いです。次回の授業で自己訂正したものを教師に再提出したら,教師による訂正を加えて返却し,一つの作文に対するフィードバックの流れが終了するということでした。
この訂正方法について様々な意見が出されたので,以下に挙げておきます。-> 授業が週に1回しかない場合,この方法で進めると教師によって直されたものが学習者の手に渡るまでに最低でも1ヶ月かかることになり,時間がかかり過ぎて学習者自身が何を,どういう意図で書いていたかを忘れてしまう。
-> 下線による訂正は単純な誤りのみに適用可能であり,例えば中級以上の学習者の作文を添削する場合は様々な要素 (語い・構文 等々) を勘案する必要があるので,場合によっては文全体に下線を引かなければならなくなってしまう。
-> 下線部のみを訂正するため,より自然な言い方がある場合は教師が敢えて提示する必要がある。
また,初学者に作文の課題を課す際には,モデル文の一部を書き換えさせるだけのような単純なものから始める方が良いという指摘もありました。そうすれば余程のことがない限り間違えようがなく,重要な構文を確実に身に付けられるという学習効果が期待できるということです。
加えて,提出の際にはワープロ打ちではなく手書きで,発音しながら書くように指導することで手や耳で覚えられるという意見もありました。フィードバックを課題の紙面上でどのように行うのか,面談時間をとって学習者に誤りの理由を説明したり,表現の意図をたずねたり等、対面式に行うことが可能なのかも考えなければなりません。
レヴェルや学習意欲が高い学習者は対面式のフィードバックを好むでしょうが,あまり学習意欲が高くない学習者は,たとえ数分であっても時間をとられることを望まないでしょうから,教師が紙面上に正解を書くことを期待しているでしょう。
紙面上でのフィードバックの仕方の考察を深める必要があるでしょう。(T.M.)
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