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NO.8

 

タイトル:フランス語がL1の教師(便宜的にフランス人教師と呼ぶ)とそうでない教師(日本人教師と呼ぶ)とがあるクラスを担当した時の役割分担は?

担当者:善本孝

テーマ:構成、クラス運営

キーワード:ネイティヴの役割、ティーム・ティーチング

 


Pékaニューズレター8

 ああ…憂鬱です。いろいろあってね…。大学では学生がボーッとしているし…。(なんでこの実力で2年生なの?Ah-aaaaaaaaa-----!!!!!)どこかの語学学校には、別のクラスでこの前のところまで終わりましたと言って入ってきたのにわけのわからない人が5,6人…。(前のところまでどうやって終わったんだろう…。)他にもいろいろ…。あの人たちは、---stesで---stesだし。足は痛いし。それにPékaのニューズレターも書かなくちゃならない…。実は、前回はかなりもりあがっていたのだけれど、ほとんどノートを取らなかったのです。う〜ん、仕方がない。記憶をしぼって、思い出せるだけのことをなんとかお伝えしましょう。

◆フランス語がL1の教師(便宜的にフランス人教師と呼ぶ)とそうでない教師(日本人教師と呼ぶ)とがあるクラスを担当した時の役割分担は?(善本)

 以下に主な意見を羅列します。

 - 同じクラスを担当するそれぞれの教師が違う教材を使うのは学生、生徒の負担になるだけでなく、教育的効果も期待できない。

 - 教材は1クラス1つとし、「文法」のような枠でも、いわゆる「文法の教科書」を使うのではなく、

  同じ教材を文法的視点から扱うべきである。

 - 初心者、初級者には「語学」の授業をおこない、「講読」等は語学力がある程度ついてからとする。

 - フランス人教師に何をしてほしいのかを明確にし、きちんと伝えておく。

 - フランス人教師主導型が良いのか、日本人教師主導型が良いのか。どちらかが主導権を持つという

  ことではなく、それぞれの特性が生かされればいいのではないか。

 - フランス人教師と日本人教師の coordination を問題にする以前に、日本人教師間の

  coordinationについても考える必要がある。

 話し合っていくうちに、これは単なるcoordinationの問題ではなく、システムの問題であるということがはっきりしてきてしまいました。学校(あるいは学部)としてのシステムがしっかりしているところでは問題点が少ないようでした。しかし、システムという観点で考えると、大学と中高校、第一外国語かそうでないのか、担当の教師が何人なのか、そのそれぞれがどういう授業を目指しているのかなど、様々な場合があり、ひとつの好例だけを参考にしにくいのも確かです。

 このような話し合いの後に、フランス人教師はこの点についてどう考えているのか聞いてみようということになりました。既に2,3人の同僚に声をかけてくださった方もいるようですが、皆さんもこれぞという方をお誘い下さい。

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次回Pékaのお知らせ

日時:6月15日 14h30-17h30

場所:上智大学 四谷キャンパス 7号館(一番高い建物)12F 第3会議室

- coordination について 一フランス人教師の意見を聞く一

- フランス政府によるPékaへの援助金の使い方

- 前回(4月20目)Maiffrédy氏より提案された Manuel d'autofomation の翻訳、

- Espaces の Cahier d'exercices の作成について

前回は、Pékaの後、暇な人(?)どうしが連れ立って、四谷の焼き肉屋と喫茶店の探検をしました。Pékaのメンバーといえどもフランス語教育だけに生きているわけではないということがわかってホッとしました。

今まではニューズレターは書き人知らずで通してきましたが、今回はかなりぐちってしまったこともあり(皆さんごめんなさい。)、今回から名前を出すことに(勝手に)決めました。

では、みなさま… A bientôt! (うざわけいこ)

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