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NO.65

 


08/12/00

no.65

■例会報告1

Péka Web Page ficheの検討

西村亜子さん・土屋良二さん

発表のテーマ:コンピューター

発表のキーワード:ホームページ、

         fiche(整理カード)

 

 

Pékaのホームページを作るにあたって、これからどのような作業を進めていったらよいかということについて、話し合いが行われました。まず、土屋さんと西村さんから、Pékaホームページはメンバーだけでなく、外部へ向けてのホームページとなるようにしたらよいという提案があり、了承されました。

次に、両発表者から、ホームページを作ったり更新したりする時に便利なように、定形ficheを作り、情報の整理に役立てたらどうかという提案がなされました。例会発表1回につき、1枚のficheを作成するというものです。具体的に、6月例会(原山さん発表)に関して作成されたficheが全員に配られ、グループワークで検討が始まりました。

紆余曲折の結果、現行のニューズレターと、提案されたficheを合体したようなものを作成することが、一番現実的な整理法なのではないかというところに落ち着いたように思います。つまり、現行のニューズレターに、「テーマ」と「キーワード」という項目を足して作成するということです。

発表で扱われたテーマが複数分野にわたる時は、扱われた主な2つのテーマをその発表に付与します。そして、後日のキーワード検索が可能になるように、各発表に個以内のキーワードを与えておきます。例えば、この文章の冒頭を見ていただくと、今回の発表には、「コンピューター」というテーマと、「ホームページ、fiche(整理カード)」というキーワードが与えられているのがわかると思います。なお、フランス語以外の言語の方にも見ていただけるように、キーワードにはできるだけフランス語をさけることになりました。そのため、今回は「整理カード」というキーワードにしてみましたが、どうでしょうか?

とりあえず私たちの手元にある資料はニューズレターですので、今までのニューズレターに「テーマ」と「キーワード」を与える作業がグループで行われました。(今までのニューズレターは、土屋さんと西村さんが準備して当日持ってきてくださいました。)このようにすべてのニューズレターを整理して、ホームページに載せておきます。そして、テーマ別、またはキーワードからの検索が可能なように設定し、とりあえずPékaホームページの第一段階とすることになりました。発表者名からの検索も可能にしたいと考えています。

また、いずれはEDFJの記事もホームページから見られるようにしたいので、過去の記事の原稿をファイルとしてお持ちの方は、破棄なさらないようにお願い申し上げます。

分類テーマも大枠が決まりました。「発音・文法・練習問題・評価・クラス運営・語学教育の歴史・ストラテジー・コンピューター・理論・stage報告」です。キーワードは、毎回のニューズレター執筆者が決めて、その都度リストに足していくことになりました。今までのキーワードのリストは、土屋さんと西村さんが作成を担当してくださいます。

なお、ホームページ作成委員会が結成されました。現段階でのメンバーは、アルファベット順に、小松さん・井上・根岸さん・西村さん・土屋さんの人です。参加ご希望の方は、次回例会でお知らせください。

(井上)

 

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■例会報告2

 

学習スタイルと授業活動

姫田麻利子さん・白井春人さん

発表のテーマ:ストラテジー、クラス運営

発表のキーワード:ストラテジー、クラス運営、

         学習者、曖昧性、グループ学習

 

 まず、配布されたハンドアウトの1ページ目のアンケート調査が、参加者に対して行われました。調査内容は、以下のとおりです。

 

1. 学習者のどのような個人差に配慮が必要か?

2. その個人差に関して実際に教室で調査を行っているか?

3. その調査結果をどのように授業に反映させているか?

 

 次に、姫田さんと白井さんが行った実験結果が発表されました。実験のポイントは以下の3点です。

1. 聴覚型の学習者・視覚型の学習者

2. 曖昧性に対する寛容さ

3. 個人学習・グループ学習

上記1に関しては、以下の結果が出ました。前期の成績により、学生を成績上位グループと下位グループに分けると、耳からの情報で学習する聴覚型の学生が上位グループに多く、文字からの情報で学習する視覚型の学生は上位グループには少ないことがわかりました。

上記2に関しては、以下の結果が示されました。曖昧性に対する寛容さについては、成績上位グループと下位グループの間に大きな差は見られなかったそうです。なお、曖昧性に寛容な学習者ほど、語学の習得に向いていると言われています。

上記3に関しては、次の結果が出ました。成績上位グループは、教室内でもそれ以外の場面でも、グループ学習を好みます。これに対して、下位グループは所属大学によって、調査結果が異なりました。A大学の下位グループは、教室内ではグループ活動を好みますが、それ以外の場面では個人を好みます。B大学の下位グループは、教室内のグループ活動を好まないことがわかりました。

 

以上の研究結果3点が発表された後、それでは次のような学生に対して授業運営でどのような配慮をしたらよいかが話し合われました。次のような学生とは、以下の1から4の特徴を持つ学習者のことです。

1. 教師の声よりも、文字化された指示の方がわかりやすい。

2. 教科書の文法説明部分のフランス語を全部わかりたい。

3. わからないものは、読むのを避けてしまう。

4. グループ学習を好まない。

 実際にCafé Crème6課をこのような学生に教えるとしたらどのような方法があるかを、グループ作業で話し合いました。提案されたもののうち、個人的に印象に残った方法は、訳文をあらかじめ学生に渡す時には、課であれば課までに学習済みの部分だけに訳をつけ、新出部分には訳をつけずに、学生に渡すという方法でした。このようにすれば、学習が遅れている学生と、今までの学習内容が頭に入っている学生を、同じスタートラインにつかせることができます。両者ともに、新出部分の理解には「類推」というストラテジーを使ってのぞまなければならないからです。(このアイディアは大学院生の方から出されました。)

(井上)

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■Péka Info

忘年会へも、ぜひ!

日時:12月16日 19時? (23時頃 )
 場所:  盛屋(さかりや)
3295-0399
?忘年会のお知らせです。午後7時頃から、盛屋(さかりや)という酒処で酒盛りをして、今年の邪気・毒気を祓いましょう。
 場所は、お茶の水駅を出てから明大前通りをまっすぐ下って行きますと、通りをはさんでリバティータワーの向かい側に、主婦の友やカザルス・ホールなどが入っている、お茶の水スクエアという一郭があります。この一郭が切れた角を左へ折れて(この角の反対側は、明大小川町校舎と呼ばれる汚れた小さな建物)、二つ目の道(角がギョウザ屋)を右に曲がって右手ニ・三軒先にあります。
 もつにこみと焼き鳥がメインの飲み屋ですが、当日は特別に鍋を用意してくれるそうです。飲み物は別にして、 2500円もあれば十分でしょう、とは店主の話。
 参加する方は、14 日正午までに、 電話かファクスで根岸の自宅まで(03-3375-0398) ご連絡ください。

■Péka Info

次回のお知らせ

12月16日(土) 14:30-18:30
明治大学 12号館
         12F 2124教室
(お茶の水駅からリバティータワーをめざす途中、
右手に富士銀行があります。その向こうが明大
 13号館、その向こうが12号館です。)

「学生との接点はどこにあるか?」

西尾治子さん、根岸純さん

前半は西尾さんによるアンケートの話、後半はそれを受けて、根岸さんの司会で、“二外の学生をどのようにしてmotiverするのか”、ということについてワークショップが行われます。授業の活性化につながるようなアイデアがふくらみそうです。ふるってご参加を。

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