Pékaトップページ       過去ニューズレターMENU    

 

NO.186

 

 

◆2月のテーマ 
1. 従来教室で行っていたアクティヴィテをオンライン環境でどのようにしているか?
2. PEKAにおけるメーリングリストのありかたについて(2)
3. 次年度の年間テーマ


05/02/2021

┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏

     PEKA (ペダゴジーを考える会) News Letter no.186
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏


*PEKA活動資金カンパ口座
三菱東京UFJ銀行 板橋支店
普通3591136
名義:ペカタントウ ウザワケイコ

郵便振替口座
00120-1-764679
加入者名:PEKA

 

■□■ 次回例会のご案内 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
日時 : 2月20日(土)14:30-17:30
Zoomで行います。

◎事前申込をされた方だけに招待をお送りします。
参加ご希望の方は、お手数ですが2月18日(木)までに以下のリンク先からお申し込み下さい。
https://forms.gle/BN8XiQ96k9vBe9M8A

◎例会前日に、ご指定のメールアドレスに招待URLをお送りします。

◆2月のテーマ 
1. 従来教室で行っていたアクティヴィテをオンライン環境でどのようにしているか?
2. PEKAにおけるメーリングリストのありかたについて(2)
3. 次年度の年間テーマ

 

 

上へ


■■■ 例会報告////////////////
////////////////////【2020/12/19@Zoom】

◇ 12月のテーマ <ハイブリッド授業の経過報告(その2)>

今回の例会はハイブリッド授業体験を予定していたが、会場が入試で使用できないことが判明したためZoomで開催した。
飯田賢穂さんからハイブリッド授業の経過報告、加藤美季子さんからEDFJの査読とその問題点、HIDEさんからPEKAにおけるメーリングリストのありかたについて、以上3つの話題提供があり、飯田さんの司会により議論が進められた。参加者は28名だった。

◆ 最初の話題は、飯田さんによるハイブリッド授業の経過報告である。今年度の途中からハイブリッド授業が実施されるようになったがその経緯は、大学側が「学生生活の充実」を目的に対面授業を再開させたことに始まる。対面授業を原則としながらも学生にはオンラインでの参加も可能と告知したので、実質的にはハイブリッド授業が導入されることになった。
ハイブリッド授業の三形態(単方向講義型、双方向講義型、会話ないし談話型)のうち、飯田さんが担当するフランス語科目2クラスで実施している会話型のハイブリッド授業の報告を受けて議論した。
ひとつ目の科目は1年生対象の初級フランス語であり1限に設定され9時に授業が開始される。履修者15名(数名の再履修学生を含む)のうち、つねに9割方が教室で授業を受けている。感染防止のため教室では全員同じ方向を向いて着席させている。オンライン参加者も対面授業に臨んでいるような感覚をもてるようカメラを教室後方に置いて撮影しているが、教室前方のホワイトボードに投影される内容が見づらいという指摘がある。
教室にいる学生の声をオンライン参加者に伝えるためには会議用マイクは使わず、学生一人一人にパソコンを携帯させ Zoom 越しに発言させている。
オンラインでの参加者がいることで生じる課題は、通信障害により授業のテンポを保つのが難しくなることであろう。また教室にいれば教員が脇にいてサポートできることもオンラインでは難しくなり、さらに学生がビデオオフで聴講している場合は表情や身振りなどの情報が欠落するので意思疎通がより困難になる。
もうひとつの科目は2限10時40分に開始される2年生向け中級フランス語である。こちらは当初は2?3名が教室に来たものの、授業回数を重ねるうちに全員がオンラインで参加するようになった。2年生以上は1年生よりも対面授業へのモチベーションが低いのかもしれず、オンラインに流れやすいという指摘が他の例会出席者からもあった。
今後は、オンライン参加が許可される場合を公式に規定するガイドラインを策定する大学も増えてくるだろう。
最後にハイブリッド授業の展開形として、2017年からおもにカナダの大学などで取り組みが始まった Hybrid-Flexible Course Design(Hyflex)が紹介された。

◆ 休憩を挟んで、EDFJ編集委員の加藤さんから論文査読に関する問題が提起され、査読者の匿名性と査読委員の設定、さらに査読担当者の投稿論文への関わり方やEDFJの学術誌としての方向性について議論が交わされた。以下にその内容を書き留める。
現在EDFJでは、すべての原稿執筆者に対し、2人の査読者が誰であるかが明かされている。掲載が前提となっている例会報告に関してはこの方法でよいのだろうが、論文の場合は採否が問題となるケースもあることを考えると、論文執筆者に対しては、査読者が誰であるかは明かさないことを原則とする方がいいのではないか。
また、査読を行う際に、査読者は単に論文の掲載可否を判断するだけのこともあれば、内容を精査して掲載に向けた助言を行うこともある。それは査読者の考え方による場合もあるだろうし、掲載誌が研究者育成を目指すものかなどの雑誌の性格にも左右されるかもしれない。
査読に関するガイドラインを作成してはどうだろうか。また投稿論文の学際化が進み査読者により多様な専門性が求められるとき、査読者を追加するか否かを判断する責任の所在を明確にし、皆の賛意を得ておく方がいいのではないだろうか。
議論のなかで提起されたすべての問いかけに結論が得られたわけではないが、次号EDFJに関しては、査読委員という名称は使わずに、論文査読者を選定するために編集委員を補助するメンバー3名を自薦により決定した。このメンバーと編集委員の間で話し合われて査読者が選出される。匿名性を保持するためこのメンバーや編集委員自身が査読者となることも妨げない。
EDFJの次号刊行に向けた編集会議も行われた。各原稿執筆者および例会報告査読者も自薦によりほぼ決定し、担当者が決まらなかった項目は後日、個別に打診することとした。発行部数は暫定的に150部、ただし来年度の学会開催予定を睨んで必要なら2月例会で再検討する。

◆ 三点目の話題は、HIDEさんからメーリングリスト(ML)の使い方について問題提起が行われた。
登録者が6年半で3倍に増え単に登録者名のリストを共有するだけで「お互いの顔が見える状態」が維持できているだろうかという不安感が生じている。現在は参加意思さえ確認できれば誰でも登録することができるが、はたして全員がニューズレターとは異なるMLの運営目的をきちんと理解した上で、登録の申請をしていると言えるだろうか。
またインターネットの使い方全般に関しても、SNSを活用した情報発信やPEKA専用メールアドレスの取得、さらに無料ホームページの活用の可能性などが言及された。しかし十分に話し合う時間をとれなかったため、次回の例会で継続して話し合うこととした。
(ck)


***************************************
PEKA (ペダゴジーを考える会)News Letter
配信システム:まぐまぐ
http://www.mag2.com/

*PEKAの活動について詳しくは
http://peka-web.sakura.ne.jp/

* PEKAへのカンパは以下の口座でお受けしています。
郵便振替口座 00120-1-764679  PEKA
***************************************

◎PEKA (ペダゴジーを考える会)News Letter
  のバックナンバー・配信停止はこちら
⇒ http://archive.mag2.com/0000228585/index.html 
  このメールに返信すれば、発行者さんへ感想を送れます。

上へ


Pékaトップページ     過去ニューズレターMENU