Pékaトップページ       過去ニューズレターMENU    

 

NO.18

 

タイトル:どんな授業をしますか?

担当者:鵜澤恵子

テーマ:構成、クラス運営

キーワード:教材、授業の組み立て方

 


Pékaニューズレター18

 世界アルペンを、ぼーっとした頭で見続けてしまった。ワープロを打つのが億劫だった。テニスクラブに行ったのにもかかわらず、3時間も車の中で眠りこけてしまった。じっくり1つのことを考えるのがつらい。仕事はなんとか頑張るけれども、家ではぐったりしている。休みの日はひたすら眠る。各方面に迷惑をかけている。自己嫌悪に陥る。心が休まらない。一2月にはいってから、こんな日々が続いています。最悪です。みなさんは、お元気ですか。

 というわけで、手短に。昨年12月12日のPékaについて。

◆TP : どんな授業をしますか?(司会 うざわけいこ)

 前回のニューズレターに同封したように、Le Nouveau Sans Frontières I - Unité 2 Leçon 4 の授業について考えた。(教材の選択に関して:井口早苗さんとUZAWAで、日本とフランスで出版された教科書を幾つか検討し、表現、語彙、文法等を総合的に扱っている、ふたりとも実際に使っているという理由からNSFを選んだ。内容はかなり伝統的なものだが、ここから組み立てられる授業はどのような形になるのかということに興味があった。)

 教案を書いてきた人が10人ほど。あまり制限がなかったので、殆どの人が自分のおかれている状況を念頭に置いて考えていた。内容の全てを扱った者、1コマ分を考えた者、それぞれが自分の教案をもとに説明。

 仕掛人としては、「何を、どのように」の「どのように」の部分に興味があった。何を、というのは全体の内容が決まっているため、その中の何を選ぶかというほどのことでしかない。これを使って「どのように」授業をするか?

 1)例えば、自分の意にそわない教科書を使うように言われたとき、それを使っても自分の意図した授業ができるのか? それとも、自分の授業は教科書に制限されてしまうのか? この観点から、当日の作業用にもうひとつ別の教科書を選んでおいたのだが、これは時間がなくてできなかった。

 2)極端に言うと、この内容から、「読む、説明する、読ませる、訳させる、練習問題を宿題にする、答えあわせをする、以上を教師対学習者のひとりひとりのやりとりで進める。」という「伝統的な」授業も、もっといろいろなinteractions (日本語でなんて言うの?)が可能な「立体的な」授業も考えられる。では自分はどんな授業を選ぷのか。他の人は?何故?どういう授業が「良い授業」なのか? 一「立体的な」ということにおいては、「ペアワーク、学習者どうしでdictée、全員でゲーム、グループで作業」など参考になるものがあったが、「授業」についての突っ込んだ話し合いはできなかった。理由としては、1.時間が足りない、2.司会者の力不足、3.参加者どうしの遠慮、等が考えられる。特に3の点に関しては、各人の教案の根底にそれぞれが置かれている状況があったため、部外者である各参加者が口を挟みにくかったのではないか、もっと皆が同じ場所に立てる設定が必要だったのではないかというエコーが…(つまり、Pékaのあと-楽しい忘年会のとき-で。)次の機会には考慮しなければいけない点としてあげておく。しかし、このようなことになったために、参加者それぞれの置かれている状況がかなり明らかになり、自分以外の人違がどういう「環境」にあり、何を問題としているよくわかった。これが今回のPékaの一番良かった点かもしれない。

上へ

次回Pékaのお知らせ

  日時:2月27日 14h30-17h30(場所はムーミンPapa通信に)

  麻田美晴さんが小学生に数を教える授業について、皆さんの意見を聞きたいそうです。当目麻田さん自身の授業をビデオで見せてくれることになっています。また、大人向け(?)の、Claude Roberge 先生の授業もビデオで見られるようです。

 次回から4年目に突入のPéka。今年度のセミナー参加者も加わってくれるそうです。ますます賑やかで有意義な、厳しく楽しい会になっていけたらと思います。(keiko)

ムーミンPapa通信

         取り敢えず上智大学中央図書館7階L-710(いつもの所)に集合1

   上へ


Pékaトップページ     過去ニューズレターMENU