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NO.146

 

 

「初学者の会話クラスをどのように構成するか」

14/09/2014

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     PEKA (ペダゴジーを考える会) News Letter no.146
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*PEKA活動資金カンパ口座
三菱東京UFJ銀行 板橋支店
普通3591136
名義:ペカタントウ ウザワケイコ

郵便振替口座
00120-1-764679
加入者名:PEKA

 

■□■ 次回例会のご案内 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
日時: 9月20日(土)14:30 〜 17:30 
場所: 明治大学駿河台校舎 研究棟4階 第7会議室
  (〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1 TEL 03-3296-4545)
  http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/
(リバティータワー3階の連絡通路から研究棟に渡るとそこは研究棟の4階です。)
* どなたでもご参加いただけます。参加費は無料です。

 9月例会のテーマは「初学者の会話クラスをどのように構成するか」です。
「会話」や「オーラル・コミュニケーション」科目を担当している方も多いと思い
ます。その中でも初学者を対象とする会話の授業をどのように構成すればよいで
しょうか。学習においてある程度自立した中級以上の学習者向けの会話の授業とは
異なり、初学者の会話クラスならではの工夫を施していることでしょう。
初学者を対象にした会話授業の目的は何でしょうか。何に気を配りながら授業を
組み立てればよいでしょうか。どのような活動が初学者の会話能力向上には有効で
しょうか。初学者を対象とした会話授業の目的を問い、初学者が獲得すべき会話能
力とはどのようなものかをとらえ、会話能力の向上を図るための授業のアイデアを
共有しましょう。
多くの方々のご参加をお待ちしております。

☆☆ 2014年度例会日程 ☆☆
以下の通りです。メモをお願いします。
10月18日,12月20日,
2015年2月14日
いずれも土曜日の14:30〜17:30ですが,会場の都合により時間変更の
可能性があります。
場所については,例会ごとに案内をご確認ください。

 

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■■■【2014/6/21 例会報告】━━━━━━━━━━━━━━

◆1「大学生のためのフランス語特別短期研修」について
Didier Berthet (アンスティチュ・フランセ東京)
             
 アンスティチュ・フランセ東京(旧・東京日仏学院)で開講されている同講
座の概要・特色が紹介された。
- 10年ほど前から開講、大学生に特化した、年2回休暇中(夏・春)の集中講座
- フランス語の運用能力の向上をはかり、留学準備にもつなげる
- 2週間 10日間 65時間  授業料:98,000円
 午前) 3時間:総合(ZENITH)
 午後1) 2時間:選択(発音、文法、文化、演劇)
 午後2) 1,5時間 : コミュニケーション 
- 登録時にレベル別テストを行い、3つのレベルにクラス分けを行う
- 参加者は毎回20〜30名(フランス語の専門・非専門を問わず)
- 最後にテスト、終了証授与、pot、演劇履修者は発表会

*集中講座なので、日程がタイトだが、受講生は2〜3日目から積極的になり、
終了時にはフランス語の運用能力が格段に進歩している。
*詳細は下記のHPまで
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/apprendre/stages/

◆2「4月からの試み」についてのディスカッション
例会参加者から、各自新学期からの授業内で行っている「新しい試み」につ
いて紹介し、今後の授業にどう活かせるかについて、ディスカッションを行っ
た。

-(高校 2外:受講者28名):
ALTがいなくなり1人で授業を運営するようになった。
以前は「話す」ことが第1の授業だったが、「書く」ことをバランスよく組
み込むことの難しさ。誤用訂正、添削方法についての意見交換がなされた。

-(語学学校:受講者10名前後):
「ノンビリ学ぶフランス語」 A1レベル、教科書がないが、進度はある授業。
週2時間。グループ単位で練習、会話、情報交換を重視。授業中の言語は
フランス語のみ。COMPREHENSION ORALEやモデルが少なくなる傾向がある。

-(大学 専門上級:受講者9名):
演劇作品の演習。既訳も参考にしつつ、戯曲を学生各自が和訳していくことで、
フランス語とともに日本語のニュアンスについても考察。
DVDの鑑賞を併用することで、セリフの疑問点が解消され、作品理解が深まる。
classiques Hachette版を使用することで、景ごとのポイントを容易に把握。

-(中学3年生:受講者25名):
週2時間、「全員参加の授業」をめざす。
みんなが答えるよう、黒板の問題に、自分たちで○×を考える。

-(高校2外:受講者32名):
初学者、週2回の授業。グループ学習の徹底。
4人1グループ固定、2ヶ月でシャッフル。発表はグループ単位で行い、教員は
最終判断のみを行う。学習者がひとり立ちすることができることが目的。

以上のような、いろいろな「あらたな試み」に関する実践報告がなされました。
こうしてみると、発表者に共通することは、日常の授業に於いて「学生」が
いかに主体的に授業に参加し、「教員」がいかに見守る立場でいられるかの
「工夫」について考えているということではないでしょうか?
これからも刺激的な報告・発表や話し合いが、例会で行われていくことを期待
します。
(H・S)



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