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NO.138

 

 

 

「フランス語学習にリアリティーを持たせるにはどうすればいいか?」

16/4/2013

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     PEKA (ペダゴジーを考える会) News Letter no.138
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*PEKA活動資金カンパ口座
三菱東京UFJ銀行 板橋支店
普通3591136
名義:ペカタントウ ウザワケイコ

郵便振替口座
00120-1-764679
加入者名:PEKA

■□■ 次回例会のご案内 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

日時:4月20日(土)14:30〜17:30 
場所: 明治大学駿河台校舎研究棟3階 第10会議室
  (〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1 TEL 03-3296-4545)
  http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/
  (リバティータワー3階の連絡通路から研究棟に渡るとそこは研究棟の
  4階です。第8会議室は1階下です。)

* どなたでもご参加いただけます。参加費は無料です。

◆ 4月テーマは、「フランス語学習にリアリティーを持たせるにはどうすればいいか?」です。
多くの学生にとってフランス語は科目の1つに留まってしまっていないでしょ
うか。フランス語を学んでいるが、その学んだフランス語がいつ、どんな時に
役立つのかなかなか実感しにくいという現状があります。そこで、授業の中で
学んでいるフランス語にリアリティーを持たせるためにみなさんは何か工夫を
していますか。是非、例会で紹介してください。

 

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■□■ 2013年度例会日程 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
以下のとおりです。メモをお願いします。

2013年4月20日、6月22日、9月21日、10月19日、12月21日
2014年2月15日
いずれも(土)15:30〜18:30 (会場の都合により時間変更の可能性あり)
場所については、例会ごとに案内をご確認ください。

■■■【2013/2/16例会報告】━━━━━━━━━━━━━━━

 2月の例会のテーマは「2012年度反省と今後の改善に向けて」でした。
参加者は普段の例会よりは少なかったですが、活発な議論が成されました。
参加者の方から2012年度の授業を通して以下のような問題が提起されました。

提起された問題は○の後に、その問題に関する参加者の意見交換は→の後に記
述します。

○板書の取り方:学生が口頭練習などで発話した例文など全てを板書するよう
に求めてくる。プリントを配布し、対応したが、すべて板書する必要があるの
か。
→学生は量をもとめて板書を要求しているのだが、口頭で発話できたものなど
いちいち書く必要はない。

○評価の仕方:どのような基準を設けて、評価をしているのか?
→最近、大学ではシラバスで評価基準を記述するように求められるので、それ
に合わせて評価する。

○試験の作り方:ネイティブによる会話のクラスとペアなので、文法を中心に
やっている。
→授業の目標が文法であれば、それに合わせて試験を作ればいいのではないか。

○授業で説明する量が多すぎて、学生にフランス語を使わせてなんとかactif
にしたい。

○授業にリアリティーをもたせたい。
→料理学校の授業でフランス語のレシピで料理を作るなどするのがいい。料理
のスキルに関してはそこまで必要はなく、学生に任せて、フランス語の指導に
集中すればいい。

○学生が課題を出すように求めてくるが、実際に出したとしてもそこまでやっ
てはこない。また、フランス人留学生を集めて会を開いても参加しない。
→「コミュニケーションに興味がある」というが実際に人に興味がなく、話す
ことがない学生が多い。
→ 自分の言いたいことだけを伝えて、頭の中でフランス語を作文しているだけ
で、コミュニケーションが成立しない。
→コミュニケーションというが、まずは人の意見を聞くヒアリングが大事。し
っかりとヒアリングできなければ、コミュニケーションはうまくいかない。
→リスニングに対してシャドーイングのように繰り返したり、
COMPREHENSION ORALEの問題を授業で提示すると、まずメモを取ろうと
したり、DICTEEしてしまう。そのため、まずは聞くように指示する必要があ
る。

○記憶する作業が重要と考え、ゲーム感覚で暗記するなど記憶させる時間を設
けているが、どう思いますか。
→最近はあんまり覚えさせることや暗記をやらなくなった。もっとやるべきだ
と思う。
→訳読方式よりも学生が暗記する方が楽しそう。
→暗記は言語そのものに向かっている。

○全員で繰り返すという作業をしない方がいいと伺ったが、それはしない方が
いいのでしょうか。
→発音指導の時は個別でする方がいいという意味で、全員で繰り返すのはよく
ない。全員で繰り返しても。各人の発音の問題点は見極められないので、個別
に発音させて発音指導をするということ。

○ペアで発音をチェックするという活動をしても、学生は相手に気を遣って注
意しない場合がある。
→ペアワークのさせ方が重要で、しっかりと役割を与えることで、その問題は
解決することができる。たとえば、「発音する人」と「直す人」というように。

▼これらの話合いの中から、2013年のテーマ案として以下のものが上がりまし
た。
・板書の仕方
・評価の仕方
・テストの作り方
・相手の話を聞く力
・学生をactifにさせるためには?
・フランス語学習にリアリティーを持たせるにはどうすればいいか?(4月例
会テーマ)

(R.M.)



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